2012年11月29日(木)の午前10時から和歌山市内のわかやま市民生協 本部組合員ホールで、消費者ネットワークわかやま主催の学習会が開催されました。
テーマは 、「集団的消費者被害回復に係る訴訟制度について」 。
「同じ原状で多数の被害が発生する消費者被害。全国の被害相談数は年間約90万件。ひとり一人の消費者にとって、時間や費用面などで訴訟を起こすことは大変であり、被害が少額の場合は泣き寝入りになってしまうケースも少なくありません。そのような被害を集団的に回復できるのが 「集団的消費者被害回復に係る訴訟制度」 です。この新訴訟制度については、消費者庁にて法案化中です。この新訴訟制度の早期創設を求める意見書が、東京や大阪など全国26都道府県議会で採択 (和歌山県は2月議会) されており、国会での速やかな法案の審議・可決が待たれているところです。今回はこの制度に概要について分かりやすく解説していただきます。」 (参加を呼びかけるチラシより抜粋) という趣旨でおこなわれました。
講師は、上村英之氏 (和歌山県環境生活部県民局県民生活課 副課長)。上村氏は、① 新訴訟制度創設の背景 ② 新訴訟制度の特徴と概要 ③ 新訴訟制度の係る論点、④ 新訴訟制度への期待、 などの柱でお話しされました。
当法律事務所の由良登信 弁護士が同ネットワークの代表世話人を務め、学習会で開会の挨拶をおこないました。