学習会 『集団的自衛権とは何か』
由良弁護士が講演
2013年9月12日(木)の夜、和歌山市内の高校会館で、『集団的自衛権とは何か』 をテーマに学習会が開催されました。
これは、「参議院選挙後、安倍首相は、集団的自衛権の行使が可能になる解釈改憲を先行し・・・安保法法制懇の答申を受けて、集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の見解の変更を迫り、さらに、国家安全保障基本法を成立させ、集団的自衛権の包括的行使を狙っています。こうした中、県民の会では標記の学習会に取り組みます」 (主催団体の参加呼びかけの文書より) として催されたものです。
講師は、当法律事務所の由良登信弁護士が務めました。
由良弁護士は、① 「集団的自衛権」 という言葉はどのようにして登場したのか、② 政府の憲法9条解釈と集団的自衛権についての政府見解、③ 誰が何のために、日本に集団的自衛権の行使ができるように求めているのか、④ 集団的自衛権行使を認めたら、どうなるのか、⑤ 集団的自衛権行使ができるようにするためのたくらみ (憲法改定、解釈改憲、法律による改憲)、などについて詳しく話しました。そして、「集団的自衛権の行使を認めたら、憲法9条は死文化してしまう」 「解釈改憲を許さず、9条を守る運動を強めよう」 と呼びかけました。
主催は、「憲法九条を守るわかやま県民の会」。
当法律事務所の織部事務局長も参加しました。