海南民商 40周年記念 祝賀会
弁護士や事務局が参加!!
2013年11月17日(日)の午後5時30分から海南商工会議所 (和歌山県海南市) で、海南民主商工会の 「海南民商40周年記念祝賀会」 が催されました。
祝賀会は民商太鼓の演奏で始まり、主催者・来賓がご挨拶されました。
(当日のパンフレットに掲載された海南民主商工会会長のご挨拶より抜粋)
本日は、海南民主商工会の創立40周年祝賀会に、ご多忙中の中、神出海南市長様をはじめ、各界よりこのようにたくさんの方々にご参加いただき誠にありがとうございます。 また、創立以来の会員の皆さんにも多数ご参加いただき御礼を申しあげるとともに、40年にわたり海南民主商工会の発展にご尽力されてきたことに改めて感謝いたします。
私たちは中小零細業者の営業と生活を守り、公正な税務行政を求めて闘うとともに、地域経済の前進のため商店街の皆様とも連携して努力して参りました。 しかし今日、消費税の引き上げ・社会保障の目に余る切り下げなど営業と生活はますます厳しく見通しのもてない状況になってきています。
私たちは40年の節目に際して、一層の努力で仲間の輪を大きくし、地域の皆様との連帯を広げて、明るい未来のために奮闘しなければならないと決意しています。
今後とも皆様のご指導ご鞭撻をお願いしご挨拶とさせていただきます。
(以上、パンフレットより抜粋)
続いて、岡田知弘教授が 「地域の元気はどこからつくるか」 と題して記念講演。
(記念講演の内容の柱)
Ⅰ はじめに
1) 災害の時代 地域の住民の命と地域社会の再建を担っているのは誰か
※ 地域の中小企業・業者の創意工夫と全国的ネットワークを生かした支援の大切さ
2) 地域からものをみることの重要性 人間生活の再生産という根本的視点から捉え直す
※ 「地域」 があってはじめて国や世界があり、その逆ではない。
Ⅱ 地域が 「元気」 になる、 「豊か」 になるとはどういうことか ~地域内再投資力論~
1) 「市町村合併で地域活性化」 論を検証する
2) なぜ、従来の大型公共事業+企業誘致型地域開発政策は失敗したのか
3) 「地域が豊かになる」 とは、住民ひとり一人の生活が維持され向上すること
4) 地域経済の持続的発展のカギを握る中小企業
5) 地方自治体の独自の役割と地域づくり
Ⅲ 一人ひとりの住民の生活を向上させる地域再生に向けた戦略
1) 中央政府レベルでの野放図な国際化、構造改革政策、規制緩和政策の根本的見直し
2) 地方自治体の産業政策を住民生活の向上に直接つながるものに
Ⅳ グローバル競争に左右されない個性あふれる地域社会の再構築と中小企業の役割
1) 地域内再投資力を高めることが決定的に重要
2) 企業のネットワークづくりと、産業と生活、環境をつなぐ地域内産業連関の重要性
3) TPPは地域経済を壊す危険性大
おわりに
※ 自然との共生による一人ひとりの人生を大切にした持続可能な地域・日本をつくる必要性など
(以上、講演のレジュメより抜粋)
また、南中ソーランの舞台、三木久美夫さんの津軽三味線ライブなどもおこなわれて、会場は大いに盛り上がり、海南民主商工会の今後の発展を期する場となりました。
当法律事務所からは、山﨑和友弁護士、由良登信弁護士、丸山哲弁護士、織部利幸事務局長が参加しました。