「働くもののいのちと健康を守る和歌山県センター」
学習集会
11月23日、和歌山市で「働くもののいのちと健康を守る和歌山県センター」主催の学習集会が開催され、大阪経済大学の伊藤大一准教授が講演をおこないました。
伊藤氏は、「安倍政権の労働政策とブラック企業」と題し、まず、安倍政権のもとで財界が求める労働政策がすすめられていることを説明し、「労働者は自らの雇用を守るため、会社から長時間過密労働を強いられても我慢してきた。今は、長時間過密労働を強いられた上、すぐに解雇される。このような会社がブラック企業であり、若者を食いつぶす企業だ」と指摘しました。
また、そのような中で、偽装請負で働かされていた若者たちが、労働組合を結成して正社員化を勝ちとった経験を紹介し、自ら学び、仲間をつくり、闘うことの大切さを強調。
「いま、労働者の望む働き方とはどのようなものかを考える必要があり、第一にめざすべきは、長時間労働を規制すること」と述べ、「労働者のいのちと健康を守るために、ブラック企業を淘汰し、人間らしい働き方を模索する中で労働運動を構築していこう」と呼びかけました。
講演の後、福祉保育労働組合の労働実態と組合の闘いについての報告もおこなわれました。