第24回 和歌山県社会保障学校
『社会保障と地域づくり』
「昨年1年間の自殺者は県内で205人で、年齢別では70代がもっとも多く、60代以上でみると、全体の約半数を占めます。高齢者の痛ましい事件が胸をしめつけます。年金が削られ、医療費や介護サービス費用がかさみ、くらしの基盤が崩れています。ひとりぐらし高齢者や老々世帯がもっと増えることが予測され、生きづらさがますます深刻になるでしょう。
住民の悲鳴をよそに、参議院選挙が終わるやいなや、政府は次の「改革」に向けて発進しています。介護サービスは要介護1、2もはずしていく、年金支給年齢のさらなる引き上げ、75歳以上の医療費患者負担の2割への引き上げ、入院時の部屋代徴収・・・あげればきりがありません。
安倍政権は4年間で社会保障費の自然増分を1兆3200億円も削減しました。そして今後も毎年3~5千億円を削減する計画です。
高齢者が安心してくらせる制度をつくるのが政治の仕事です。年金を削って負担を増やす、政府の政策はまったく逆立ちしています。
長生きが喜びと実感できる社会を望みます。そのために私たちには何ができるのか、考える機会にできれば幸いです。多数の皆様のご参加をお待ちしています。」
(参加を呼びかけるチラシから抜粋)
日時:2016年9月21日(水)
午後6時30分開会
場所:プラザホープ2階 多目的室
講師:長友薫輝(三重短期大学教授)
主催:和歌山県社会保障推進協議会
お問い合わせ:TEL073-425-9355