えん罪「湖東記念病院人工呼吸器事件」
和歌山市内で学習会が開催されました!
本多朱里弁護士と織部利幸事務局長が参加!
(講師として、滋賀から支援者が来和)
この事件は、滋賀県の湖東記念病院で起きた事件です。
同病院で看護助手として勤務していた西山美香さん(事件当時23歳)が、2004年7月に殺人罪で逮捕され、大津地裁で懲役12年の判決を受け、控訴、上告しましたが、2007年5月に刑が確定し、現在、西山さんは和歌山刑務所に収監されています。
西山さんは、入院患者の一人が心肺停止状態に陥ったときの第1発見者であり、警察の執拗な取り調べを受け、およそ1年後に「自分が意図的に人工呼吸器のチューブを抜いた」と供述したため、逮捕されたのです。
しかし、西山さんは、公判が始まってから、「チューブを抜いていない」と一貫して否認しています。
有罪確定後、西山さんは、2010年9月に第1次再審請求をおこないましたが棄却され、2012年9月に第2次再審請求をおこない、大津地裁で却下され、現在大阪高裁で抗告審を闘っています。