STOP! 暴走機関車
今、ここで反撃の狼煙(のろし)!
いのち守れ! 10.21県民集会
2013年10月21日(月)の夜、和歌山市内の和歌山城・西の丸広場で、「いのち守れ! 10.21県民集会」 がおこなわれました。
この集会は、10.21県民集会実行委員会が、「消費税増税、生活保護の引き下げ、医療費の窓口負担増・介護の要支援者の切り捨て・年金改悪、解雇の自由化・残業代ゼロ・派遣法の改悪、TPP秘密交渉参加、原発再稼働推進、憲法改悪・日米軍事同盟体制の強化・・・。安倍政権は、上げればきりがないほど雇用とくらしをめぐるあらゆる分野で、労働者・国民いじめの政策を次々と強行しようとしています。国会における虚構の多数派は、国民生活とのねじれ現象をますます増大させています。この暴走機関車をストップさせるため、労働者・国民の圧倒的多数で反撃し、あらゆる分野で空前の規模の、壮大な国民運動を作り上げることが重要です。県内のさまざまな団体が力を合わせて、今、ここで反撃の狼煙(のろし)を!」(参加を呼びかけるチラシより)と呼びかけ、催されたものです。
集会では、「怒りの報告・たたかう決意」 と題して、「原発ゼロ! の決断を迫る」 「消費税増税ストップ! のたたかい」 「医療や介護の現場から」 「やっぱり反対! TPP」 「憲法をくらしの真ん中に!」 「オスプレイ配備反対! しのびよる軍靴」 「許すなブラック企業」 などをテーマに参加者が次々と発言・訴えをおこないました。
また、集会アピールを採択した後、参加者はアピール行進をおこないました。
【 集会で採択されたアピール 】
デフレ不況脱却のためとして安部首相がすすめてきたアベノミクスは、一時的な円安・株高で、輸出企業や株保有者が大もうけをする一方、労働者・国民の所得は増えず、逆に生活必需品の相次ぐ値上げで暮らしはいっそう深刻になっています。インフレを誘導しておきながら、年金や生活保護基準の切り下げや公務員の賃金カットを強行した上に、2014年4月からの消費税増税実施への舵を切りました。
東京電力・福島第一原子力発電所事故では、汚染水が海洋に漏れ出すなど、全くコントロールできていないにも関わらず、安部首相は「健康問題はない」「汚染水は完全にブロックされている」など、嘘で塗り固めた演説によって、オリンピック招致を強引にすすめました。被災された方々や、避難生活を余儀なくされている方々への援助は一向に進まず、原発事故への対応はますます後回しになるのではないかとの危惧が広がっています。
さらに安部首相は、アメリカのルールを押し付け、各国の経済主権を奪ってしまうTPP交渉への参加に踏み切りました。国益を守る、といいながら交渉内容はほとんど秘密にされるなど、ここでも国民生活そっちのけの姿勢が貫かれています。関税撤廃だけでなく、医療保険制度、国民皆保険制度、食品や農薬の安全基準、労働法制などあらゆる分野に影響し、医師会、JAをはじめ多くの団体が引き続きTPP参加反対を表明しています。
加えて憲法9条の改悪に向け、憲法96条の改憲規定のハードルを下げる目論見や、集団的自衛権発動にむけた解釈改憲の動きを加速させ、公務員や国会議員にも刑罰をもって秘密保全を強いるなど、暴走の度を強めています。
本日この集会に集まった私たちは、くらしを壊す安部暴走内閣にストップをかけ、国民本位の政治を取り戻すために、反撃の狼煙(のろし)をあげました。
私たちは、戦争のない平和な社会を子や孫の世代に引き継ぎます。
いのちが輝く政治の実現を求めます。
憲法がくらしにいきる政治の実現を求めます。
2013年10月21日
いのち守れ!10・21県民集会